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憂鬱なるつぶやき
憂鬱なるつぶやき集 / TAKAHIRO AKIBA
 学術的論述が多分に文学的影響を受けたものであって、一体何が悪いというのか。とりわけ音楽芸術に関する論述に際して、詩的要素やある種の「魔術性」を欠いた冷徹な文章からはいかなるイマジネーションも発展性も生まれない。人間の詩的感情によって生み出された神秘の結晶そのものである音楽作品に対して、潜在的感覚や霊感によらぬ知覚を文章化すること、すなわち音楽の解剖行為である「アナリーゼ」という愚行を止むを得ず犯さざるを得ぬ時、天才性を持たぬ理論家たちによって体系化、イデオロギー化された論理などというものがいかなる影響力をも持たないということは、最低限の見識を有する音楽家であれば誰しも知るところではないか。
 「音楽」にとっての唯一の友が「詩(詩情)」であるということを言い当てたのはラフマニノフであった。永遠の溝を有した、しかし最も親密なこの二者の関係性の恩恵を得てこそ、はじめて「音楽」について何かしらを語り得るように思える。(秋場 敬浩)
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