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ラベック姉妹の名盤
名曲名演あれこれ / TAKAHIRO AKIBA


何を隠そう、大のラベック姉妹ファンである私ですが、だいぶ前から入手困難になっており、つい最近まで我がコレクションの中で欠けたままとなっていた一枚がこれ。ビゼー、フォーレ、ラヴェルによるピアノ連弾のための名作組曲を集めた1985年作のアルバムですが、ここ数年の間に入手したCDの中では一番の「大当たり」でした。

対照的な芸術的気質を有しながらも見事な調和の中に音楽を描き上げてゆくカティアとマリエルという稀有な二人のピアニストが織りなす響きの魔術の中で呼吸を得たこれら三つの組曲は、まるで、文字も挿絵もない不思議な童話集のようであり、はたまた、素晴らしい香りのする見たこともない花々に満たされた園のようでもあり、ときとして、魂をもった絵画たちの飾られた画廊のようでもある。繊細さの極みを尽くす「マ・メール・ロワ」など、まるで妖精の隠し持っていた魔法のオルゴールが、夢や愛、永遠についての秘密の調べを奏でているかのよう。

全ての聴き手に幸福をもたらす、ファンタジー溢れる一枚だと思います。
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名曲名演あれこれ.ール・ライネッケのベートーヴェン
名曲名演あれこれ / TAKAHIRO AKIBA


カール・ライネッケの演奏によるベートーヴェンの『エコセーズ(スコットランド風舞曲)』。ピアノ・ロールによる再現ながらも実に芳醇な表情を湛えた名演。しばしばピアノ発表会で子供たちによって実に退屈に演奏されるこの小品が、これほどまでに豊かで愉しく、生き生きとした躍動に溢れた音楽であるという事実の最も素晴らしい証明になる演奏ではないだろうか。いずれにせよ、メンデルスゾーンやシューマン、ブラームスらと親しく交わった人物による、当時の薫りを我々の時代に伝える演奏記録が残されているという幸運に感謝せずにはいられないし、それを聴くことは、まるで遠い宇宙から放たれた微かな交信を受け取るかのような感慨を覚える。
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