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コミタス国際フェスティヴァル
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA

 

今年から「国際音楽祭」として大規模化したコミタス国際フェスティヴァル(イェレヴァン開催)。思わず一人歓声を上げてしまうような非常に素晴らしいコンサート・ラインナップに加え、学術的な国際会議も予定されています。この一連にお招き頂き、第5夜(10月5日)にリサイタル出演させて頂くことは、まさにこの上ない名誉です。

 

プログラムにはコミタスの傑作「7つ舞曲」をはじめ、ハチャトゥリャン、ババジャニャン、サラジャン、アルチュニャンといった作曲家たちのアルメニアを代表する作曲家たちのピアノ作品を配しましたが、中でも、私の最高の友人の一人であるソプラノ歌手のタテヴィク・モヴセシャンさんをゲストにお迎えして演奏する巨匠ティグラン・マンスリャンの歌曲集《ナイリの地にて》はこの夜のハイライトとなることでしょう。

 

敬愛するコミタス神父の気高い魂へのささやかな「奉納演奏」を、このような素晴らしい機会にさせて頂けることは、まさに人生の至福です。

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サバネーエフによるスクリャービンの回想録
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA


敬愛する友人であり、ロシア語翻訳のスペシャリストである森松皓子先生(G. ネイガウス著《ピアノ演奏芸術―ある教育者の手記》、E. リヒテル編《ネイガウスのピアノ講義》、G. ガルドン著《エミール ギレリス ― もうひとつのロシア・ピアニズム》などの訳者として知られる)による最新訳著、レオニード・サバネーエフ著《スクリャービン ― 晩年に明かされた創作秘話》(音楽之友社)が発売間近となっています!店頭販売は16日からということですが、思いがけず一足先に出版社様から「謹呈」としてお送り頂きました。

日本において、これほど多くの演奏家や学生たちによってスクリャービンの作品が演奏されているにも関わらず、彼の人物像や思想的美学にアクセスするための手掛かりとなるような書物が一冊も出ていないということに危機感を感じられた森松先生が、スクリャービン芸術の最大の理解者であり、彼の大親友でもあったレオニード・サバネーエフによって著されたこの歴史的名著を、スクリャービン没後100年という記念の年を迎えるに際して、彼の音楽を愛し、演奏を試みようとする全ての音楽家や学生、愛好者に贈りたいという願いのもとにようやく実現されたこの度の出版企画。サバネーエフ独特の文学的語り口に含まれる様々なニュアンスを忠実に訳出することの困難さ、また、彼らを育む同時代の文化的コンテクストを巡る綿密な調査と探求の必要性などといった、様々な困難と苦悩、戦いを見事に乗り越えられた森松先生によるこの待望の日本語訳版が、多くの皆さんによって末永く読み継がれ、広く愛される一冊となりますように!
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10周年、そして・・・
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA


友人のピアニスト、吉岡裕子さんとともに2004年に結成したエストニアン・ミュージック・プロジェクト(EMP)も、お蔭さまにて、今年でようやく10周年を迎えます。思い起こせば・・・なんて身の上話を長々とするつもりはございませんが、とにかく「人生は過ぎゆく」ということでございます(???)

前置きはともかくとして、今回のプログラムはこれまでのEMPの集大成とも言えるゴージャスなラインナップとなっており、2011年2月(ルーテル市ヶ谷センター)開催の『静かなる心象〜エストニア・ピアノ音楽の夕べ』がそうであったように、エストニア音楽史の過去から現在(そして未来へ?)に至るまでの「響きの風景」を探訪する旅といえる内容になっております。

詩情溢れる「音による風景画」であるカップの《タリンの風景》、エストニア声楽音楽の領域における「珠玉の宝石」であるトゥビンの歌曲、火星を舞台としたA・トルストイのSF小説《アエリータ》に基づく秘作、オヤの《アエリータ組曲》、21世紀エストニア音楽界を代表する天才的作曲家クルヴィッツによる豊潤な響きに彩られたシェークスピアのソネット集、独特の静謐な色調で描かれたポルドマエの《エストニアの風景》などなど、今回演奏される曲の多くが日本初演となるものばかりですが、プログラムの最後では、EMPのデビュー公演(2005年12月)「ウルマス・シサスクの世界〜いにしえのアボリジニたちの見た星空へ」(シサスクのピアノ組曲《南半球の星空》全曲日本初演)への"密かなるノスタルジー"として、《南半球の星空》の中で最もドラマティックな最後の4曲を再演致します。

また、この記念すべき夜に"華"を添えてくださる二人のゲスト・ソリストの存在を抜きにしては、この豪華プログラムは成立しません。日本を代表するバリトン歌手の井上雅人さんによるトゥビンとクルヴィッツ、新進気鋭のヴァイオリニストの齋藤澪緒さんによるオヤとぺルトはまさに当夜のハイライトといえるでしょう。

さて、音楽の世界の「未知なる海」を発見する旅、是非皆様もご一緒に!
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響きの風景〜エストニア室内音楽の夕べ
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA


来年5月9日に東京・五反田文化センターにおいて開催予定の『響きの風景〜エストニア室内音楽の夕べ』のプログラム公開が解禁となりました。
2004年に友人のピアニスト吉岡裕子さんとともに結成したEstonian Music Projectも来年でいよいよ10周年ということで、今回は名バリトン歌手の井上雅人さん、気鋭の若手ヴァイオリニスト斎藤澪緒さんのお二人をお迎えして、エストニア室内音楽の選りすぐりの名作をお届け致します。
チケット販売は年明けの予定となっておりますが、ご予約は当サイトのメールフォームからもお受けしております。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております!

ESTONIAN MUSIC PROJECT Vol.5
響きの風景〜エストニア室内音楽の夕べ
エストニアン・ミュージック・プロジェクト結成10周年記念
駐日エストニア共和国大使トイヴォ・タサ閣下任期満了記念

2014年5月9日(金)19時開演
五反田文化センター 音楽ホール
入場料:全席自由 3,000円

【出演】
秋場敬浩(ピアノ)
吉岡裕子(ピアノ)
井上雅人(バリトン)
斎藤澪緒(ヴァイオリン)

【プログラム】

E・カップ:ピアノ曲集《タリンの絵》から
 E. Kapp: From the cycle "Pictures from Tallinn" for piano solo (1949)
〈カドリオルグの春〉
〈リレー競走〉
〈のっぽのヘルマン〉
〈オオカミ渓谷のせせらぎ〉
〈歌の祭典〉

H・エッレル:ピアノのための《鐘》
 H. Eller: "The Bells" for piano solo (1929)

E・トゥビン:3つの歌曲
 E. Tubin: 3 Songs for baritone and piano
〈あなたの優しい手〉ETW68 (1926)
〈雪片〉ETW 82 (1949)
〈天空にて〉ETW73 (1927/65)

E・オヤ:ヴァイオリンとピアノのための組曲《アエリータ》
 E. Oja: "Aelita" suite for violin and piano (1932)

☆☆☆

A・ぺルト:《鏡の中の鏡》
 A. Pärt: "Spiegel im Spiegel" for violin and piano (1978)

T・クルヴィッツ:《シェークスピアによる3つのソネット》
T. Kõrvits: "Three Shakespeare' sonnets" for baritone and piano (1998)

A・ポルドマエ:ピアノ組曲《4つのエストニアの風景》
 A. Põldmäe: "Four Estonian Landscapes" for piano solo (2009)
1. 〈氷に閉ざされたケイラ=ジョアの滝〉
2. 〈ヴォーレマー地方〉
3. 〈ヴァルスカの砂丘〉
4. 〈リストナの打ち寄せる波〉

U・シサスク:ピアノ曲集《銀河巡礼〜南半球の星空》Op.52 から
 U. Sisask: 4 pieces from "Starry Sky Cycle - Southern Skies", Op.52 for piano solo (1995)
〈さいだん座 ― 増殖〉
〈かじき座 ― 霧のなかの悦び〉
〈とけい座 ― 伸展〉
〈レチクル座 ― 永遠〉
 
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第2回博士リサイタル
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA
 




 アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル、コンスタンチン・イグームノフ、ゲンリヒ・ネイガウスらと並んで、モスクワ音楽院の主要なピアノ楽派を築き上げた巨匠サムイル・フェインベルク。私は現在、藝大の博士後期課程において、彼の生涯と音楽遺産に焦点を当てた研究活動を続けています。その活動の成果を発表する機会として、昨年1月の「第1回博士リサイタル」に続き、来る2月18日に第2回を開催させて頂く運びとなりました。
 今回のプログラムは、フェインベルクのピアニストとしての姿と、作曲家としての姿の両極にスポットを当て、前半には彼がしばしば自らの演奏会に取り上げ、録音をも残したバッハとショパンの名作、後半には彼自身の作品、対照的な性格を持つ初期の第2ソナタと後期の第10ソナタを配置する形で構成致しました。なお、今回演奏されます二つのピアノ・ソナタは、いずれもおそらく日本初演となるもので、私自身、モスクワでの研鑽時代にフェインベルク教授の高弟であるヴィークトル・ブーニン教授やヴィークトル・メルジャーノフ教授からご教示頂いた音楽的内容を盛り込みつつ、より良い形において彼の作品の再評価に繋がる成果が得られることを目指しながら、日々努力致しております。
 ご多忙とは存じますが、皆様のご来場を賜れましたらば大変幸甚です。

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エストニアを知るための59章
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA
 

 


 本日、東京の明石書店より、新刊『エストニアを知るための59章』が出版されました(※発売は12月20日)。エストニア史研究の第一人者、小森宏美先生を中心に、各分野においてエストニアを熟知するエキスパートの方々によって執筆・編集された待望の著作ですが、僭越ながら、私もその一団にお加え頂き、第46章「エストニアの作曲家たち〜民族性と革新性の彼方へ」の執筆を担当させて頂きました。エストニアにおける職業的音楽家の登場、ルドルフ・トビアスからトゥヌ・クルヴィッツに至るまでの作曲家史の流れを、限られた字数と闘いながら、極力明快かつ詳細に論じるべく心を砕きましたが、果たして読者の皆様はどのように受け止めてくださるでしょうか…
 知られざる文化大国エストニアの歴史や芸術、人々の生活について多角的に切りこんだ充実の1冊、是非とも多くの皆様のライブラリーにお加え頂けたらと思います!

 明石書店 公式ウェブサイト http://www.akashi.co.jp/

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モスクワ⇒イェレヴァンふたたび
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA

 
  明後日より二週間、一年ぶりに私の愛する二つの国、ロシアとアルメニアに滞在します。10月22日にはモスクワ音楽院の小ホールにおける『サムイル・フェインベルク没後50年記念演奏会』に出演し、26日は国立コミタス記念イェレヴァン音楽院のコンサートホールにてリサイタルを行います。最愛の師匠や友人たちと音楽を通して再会できることは私にとって至上の喜びであり、また、この新たな旅には一体どんな出会いと発見が待っているのか、今からとてもワクワクしています!

『サムイル・フェインベルク没後50年記念演奏会』
 2012年10月22日(月)19時開演
 国立チャイコフスキー記念モスクワ音楽院小ホール
 
 

 【出演】
  ヴィークトル・メルジャーノフ(開会の辞)
  ナターリヤ・ディーエヴァ(ピアノ)
  アレクサンドル・マルクス(ピアノ)
  ミハイール・リーツキィ(ピアノ)
  ヴィークトル・ブーニン(ピアノ)
  秋場敬浩(ピアノ)
  スヴェトラーナ・エリーナ(ピアノ)
  ナターリヤ・ラフマーニナ(ピアノ)
  手嶋沙織(ピアノ)
  アリース・ギーツバ(ソプラノ)
  アレクセイ・ルンディン(ヴァイオリン)

 【オール・フェインベルク・プログラム】
  ピアノ・ソナタ第2番、第6番、第8番、第10番、ピアノ組曲第1番、ヴァイオリン・ソナタほか、編曲作品、歌曲
  
  

『秋場敬浩ピアノ・リサイタル』
 2012年10月26日(金)16時開演
 国立コミタス記念イェレヴァン音楽院コンサートホール
 


 【プログラム】
  バッハ=フェインベルク:ラルゴ イ短調 BWV525-2
  ベートーヴェン:ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110
  トゥビン:マルト・サールの主題によるバラード 嬰ハ短調 ETW40
  ミルゾヤン:ポエム
  ババジャニャーン:プレリュード、即興曲、エレジー
  サリャーン:3つのポストリュ―ド
 
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トゥビニアーナ
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA

 

6月5日に開催予定の”TUBINIANA”のお知らせです。
チケットは当ウェブサイトでも取り扱っておりますので(前売開始は4月5日からです)、購入ご希望の方はメールフォームよりお問合せください。

”TUBINIANA"
エドゥアルド・トゥビン没後30年記念演奏会

2012年6月5日(火) 19時開演
 東京オペラシティ・リサイタルホール
 料金: 一般 3,500円 学生 2,000円(4月5日発売開始予定)
 主催: ESTONIAN MUSIC PROJECT
 協力: 駐日エストニア共和国大使館 日本エストニア友好協会 
後援: 国際エドゥアルド・トゥビン協会

【出演】
秋場敬浩(ピアノ)
吉岡裕子(ピアノ)
秋葉美果(ヴァイオリン)
白石法久(フルート)

 【オール・トゥビン・プログラム】
ピアノとヴァイオリンのための前奏曲 ETW54
  ピアノとヴァイオリンのためのバラード ETW52
  エストニア民族舞踏組曲(無伴奏ヴァイオリンのための)ETW58
  フルートとピアノのためのソナタ ETW65
  4つの我が祖国の歌(ピアノのための)ETW42
  ピアノ・ソナタ 第2番《オーロラのソナタ》ETW44


〜エドゥアルド・トゥビン没後30年に寄せて〜

エストニア共和国を代表する作曲家エドゥアルド・トゥビン Eduard Tubin(1905‐1982)が77年の生涯を終えてから30年。その芸術的功績への国際的評価は徐々に高まりつつある。エストニアのぺイプシ湖畔の村トリラに生まれ、“エストニア音楽の父”と謳われる作曲家ヘイノ・エッレルの高弟であったトゥビンは、その生涯に10曲もの輝かしい交響曲(未完の「第11番」も存在する)を残し、20世紀を代表する「シンフォニスト」としての顔を有するほか、管弦楽に留まらず、オペラ、室内楽、ピアノ音楽、声楽、劇音楽など、その創作分野は多岐に渡っている。1944年、ナチス・ドイツの占領下にあったエストニアへのソヴィエト軍再侵攻を機に、トゥビンは祖国を離れ、スウェーデンへの亡命を決意した。その後、生涯の半分以上もの時を異国の地で送ることになるが、幾多の苦悩と葛藤、果てなき望郷の念を抱きながら、彼は最後まで、自らのエストニア人としての誇りを失う事はなかった。そして、彼から生まれ出た音楽は、古より脈々と受け継がれてきたエストニア民族の不屈の精神性に根差しており、生命における「生と死」への問いを包括する壮大な思想的構想によるものと、祖国の民衆への限りなき愛によって生まれた民話的題材によるものとの二つの大きな領域によって構成されている。今回の記念演奏会では、この二つの領域を網羅したプログラムによってトゥビン音楽の世界を展望し、彼の傑出した人間性および芸術性を偲びたい。
(秋場敬浩)


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至芸の融合
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA

  いよいよ今月から、我が大恩師である原田英代先生の待望の新コンサート・シリーズ《作曲家の絆》が始動します。今年は、数々の名演を生み出した前シリーズ《原田英代 シューベルト・チクルス》以来の共演者であるドイツの名バリトン歌手のローマン・トレーケルさん、『ロシアの至宝』として名高いボロディン弦楽四重奏団とのステージが予定されており、原田先生のファンはもとより、音楽を愛する全ての人々に対して、まさに「至芸の融合」がもたらす至上の歓喜を分かち合うひとときへの誘いの扉が開かれています。
 その記念すべき最初の機会がいよいよ間もなく、以下の日程にて各地の舞台上に展開されます。

 
 原田英代連続演奏会≪作曲家の絆≫シリーズ 
 Vol.1 「ボロディン弦楽四重奏団&原田英代」

  【プログラム】 

  ブラームス: 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op. 51-2 
  シューマン: ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44 

 〈山口公演〉 

  2012年2月26日(日)15:00開演 周南市文化会館(山口県) 

  入場料: S席 5,000円 A席 4,000円 学生券 2,000円 

  主催: 山口放送 / 財団法人 周南市文化振興財団 / パシフィック・コンサート・マネジメント 
  後援: 山口県教育委員会 / 山口新聞 / 九華会 
  お問合せ: パシフィック・コンサート・マネジメント http://​www.pacific-concert.co.jp/ 


 〈京都公演〉 

  2012年3月1日(木)19:00開演 京都コンサートホール・小ホール 

  入場料: 5,000円 

  主催: パシフィック・コンサート・マネジメント 
  共催: 京都コンサートホール(財団法人京都市音楽芸術文化振興財団) / 京都市 
  お問合せ:エラート音楽事務所 http://erato.musical.to/ 


 〈東京公演〉 

  2012年3月5日(月)19:00開演 浜離宮朝日ホール 

  入場料: 全席指定6,000円 学生券2,500円 

  主催: 朝日新聞社 / パシフィック・コンサート・マネジメント 
  後援: ロシア文化フェスティバル組織委員会 / ロシア連邦文化省駐日ロシア連邦大使館 / ロシア連邦協力庁 
  お問合せ: パシフィック・コンサート・マネジメント http://​www.pacific-concert.co.jp/

 加えて、クラシック音楽情報サイト"Classic NEWS"による原田先生への最新インタヴュー・ヴィデオが公開されていますので、是非ご覧ください。




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吉岡裕子さんのファースト・アルバム
お知らせ / TAKAHIRO AKIBA



 ESTONIAN MUSIC PROJECTとして、2004年から私と活動を共にしてくださっている友人のピアニスト吉岡裕子さんの待望のファーストアルバムが、今日、私の手元に届きました。

 収録曲は、私たちの活動の原点であり、私たちの友情の始点とも言える特別な作品、エストニア出身の作曲家ウルマス・シサスクのピアノ曲集《銀河巡礼〜北半球の星空》全曲です。まさに、この作品との出会いがなければ、私たちのエストニア音楽との関わりも生まれなかったでしょうし、私たちがこうして出会い、長年に渡って活動を共にするということも無かったかもしれません。2008年夏にルーテル市ヶ谷センターにて、《時を駈ける星たちの歌》と銘打って、私たちの念願であったこの《銀河巡礼〜北半球の星空》を、俳優のたかぎひろみちさんのナレーションとともに演奏した時のことは、今でも強く記憶に刻まれていますが、この生まれたての吉岡さんのアルバムに耳を傾けていると、様々な思い出が走馬灯のように蘇り、感慨の念に満たされてゆきます。

 「全ての収録曲が修正ナシ!」という、現代の修正だらけの音盤制作の世の中においては何とも小気味のよい試みにも、吉岡さんの並々ならぬ熱意と意気込みを感じ取ることができますが、そのようなことよりも、これらの演奏は、吉岡さんがいかに作曲者のテクストに対して細心の注意を払い、深い洞察力をもって、いかに思考豊かに、そして想像力豊かに音楽を具現化してゆかれたかということが明確に示されているという点において、非常に高い価値が与えられています。加えて、ともすると冷淡な印象をもたらし得る各曲の響きの性格に、吉岡さんは「温かな抒情性」と「豊かなユーモア」を与えました。私自身もこの曲集をレパートリーとしていますが、自分自身が今までに照らし出したことの無い《北半球の星空》の姿を感じ取ることができ、非常に新鮮な感銘を受けました。

 また、そのような演奏内容の魅力のほかにも、星景写真家の有賀哲夫さんによる幻想的な星空写真や、エストニアの天文民俗学者ミック・サルヴ氏による、曲集に登場する星座に因んだ物語集(要約版)、吉岡さんの執筆によるシサスクの最新のバイオグラフィーを収めたブックレットも特筆すべきもので、まさに、このCDそのものが一冊の「音で綴られた絵本」のようであり、これからこのCDに出会われる方々の嬉々とした笑顔が目に浮かびます。

吉岡裕子さんの真心のこもった“星空の物語集”、お一人でも多くの皆さまのお耳に届きますことを心から願っています。

文末に、この録音に最初に接した作曲者自身が吉岡さんに宛てた手紙をご紹介したいと思います。


久しぶりだね、ユウコ
ようやくやっとのことで、君から送ってもらったアルバムを聴く時間をとることができたよ。
君と私は、天文学という学問を同じように理解していると感じた。
私たちはともに、地球上の音楽について悩み、苦しんでいる。
君の粘り強さは、私に新たな力とエネルギーを与えてくれた。
君の解釈には深い感銘を受けた。君がより高く羽ばたくことを願っているよ。
星々の音楽によって、君は私の精神を完全に捉えてしまった。私はそのことを幸せに思う。
これからも力をあわせてゆこう!

敬愛の気持ちを込めて

ウルマス・シサスク


※CDアルバムに関するお問合せ、お申込みは以下のアドレス宛てにお願い致します↓

music_potpourri@yahoo.co.jp

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