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星の王子様⇔バオバブ
エッセイ / TAKAHIRO AKIBA


5月9日の《響きの風景〜エストニア室内音楽の夕べ》のプログラムの中から、最後に私が演奏させて頂くシサスクの《銀河巡礼〜南半球の星空》(※当日演奏されるのは最後の4曲のみ)。今年いよいよ結成10周年を迎えるエストニアン・ミュージック・プロジェクトの記念すべき第1回公演(2005年/東京オペラシティ・リサイタルホール)がこの《南半球の星空》の日本初演だったのですが、オーストラリア先住人”アボリジニ”たちの世界に伝わる天空に因んだ伝説を題材とした演奏時間80分を超えるこの超大作を、ピアニストの吉岡裕子さん、俳優のたかぎひろみちさんのナレーションで全曲演奏した時の楽しさは今でも忘れられません。

当時のコンサート・ブックレットに素晴らしいメッセージを寄稿してくださった舘野泉先生は「タリンの港で偶然出会ったシサスクという男は、まさに自らが星の創生のごとく巨大なエネルギーを放射しており、(星座に想いを馳せて作曲活動をしているのだから)”星の王子様”と言いたいところだが、バオバブのような怪しい姿でもある」(要約)と、この強固で謎めいた、清らかで自由奔放な精神を有した個性的作曲家の本質的特徴を”バオバブ”という強烈な語によって見事に喩えられたことを、この動画を改めて視聴しながら、シサスクへの敬意と親愛の念とともに、思わずにんまりと思い出してしまいます。

ウルマス・シサスク/ピアノ曲集《銀河巡礼〜南半球の星空》Op.52から 〈かじき座 ― 霧の悦び〉

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